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執筆者の写真kanon

ことりちゃん制作記

更新日:2019年4月26日

こんにちはkanonです。私は普段デジタルでの厚塗りでの制作がメインなのですが、今回の制作はちょっと違う手法で行いました。


ことりちゃん

タイトルは「ことりちゃん」、この子の名前です。チャームポイントの鳥の巣のような癖っ毛に鳥に巣を作られてしまった子です。「〜ちゃん」とありますが、なんとなく性別不詳感を出したく、男女どちらであってもおかしくないような体系で描きました。


ことりちゃん自身は、「普段魔女を主人公にしてるTHOUGHT世界のちょっと変なその辺の人(モブ)」をテーマにキャラクターデザインをし、制作しました。


結構楽しく描けてしまい「モブキャラというよりも、こういうちょっと変な人をテーマにしたイラスト本作りたいな」なんて思いました。


レイヤー分けをして塗る!

普段私は、厚塗りというレイヤーを使わない塗り方で制作しています。


こんかいのイラストはキャラクターのデザイン画も兼ねているので、厚塗りでは表現をおろそかにしてしまいがちな細部までわかりやすいように線画で細部を一から指定しながら描こうと思い、線画レイヤーと色ぬりレイヤーを分けた作画にしました。


どうせレイヤー分けする塗りを試すなら、レイヤー分け塗りで描かれる商業イラスト風の塗りを練習してみようと思い立って試してみました。



厚塗りをやって4年、何かと線画に苦手意識を感じるのですが、なんとかささっと決まってくれてよかった!


線画のメイキング動画↓

https://twitter.com/Azkanon_art/status/1118396403422724097



よくアニメなどのキャラクター設定画だと、こういうポーズをさせたイラストをそのまま人物紹介に使ったりもしますが、私は設定画の時点でもキャラクターのポーズや表情を工夫して描く必要があると思っています。


キャラの見た目だけでなく、表情やポーズにキャラの性格が出ると思うので、キャラクター設定画の時点ならなおさらそのキャラがどんなキャラかを一目で分かるようにしたらいいんじゃないかな、と。




線画がささっと決まったら、あとは塗るだけ。

塗りは塗りレイヤー、影レイヤーと光レイヤーをベースにちょっと気になったところにオーバーレイなどで色味を足してる感じです。


結果商業的なギャルゲ塗りでも、アニメ塗りでもない感じにはなってしまいましたが、陰影に矛盾が出ないように注意しながら塗ってきます。


髪の毛などは透明感が出るように、肌にかかる髪にうっすら赤みをのせたり、光や影、色味レイヤーをより入念に描きます。ゼリーみたいで美味しそうな色合いになりました。


クラシカルでシンプルなデザインですが緑色の髪の毛や目が綺麗に映えて、何より活発で可愛らしく毒のない、好きな割に今まであまり描いてこなかったキャラクターなので、とても気に入っています。


#イラスト #アート #制作工程



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