こんにちはkanonです。
今週もコンテストに提出するイラストの制作の傍、以前描いたイラスト「For that Art」 の続きになるイラストを制作していました。
そして、2月下旬からいくつかのコンテストを掛け持ちして、そのイラストをずっと描いてきたのですが、流石にスケジュールが厳しくなってきたので、このブログを境にしばらくブログの方をお休みしようかと思います。
今回はそのお知らせも、記事後半で書いています。
For that Art -Reason-
以前、創作のコンセプトアート(習作)として描いたイラスト「For That Art」の連作になります。
以前のイラストでウェディングドレスを着ていたのは、物語の主人公「ナルシス」でしたが今回描いたのは、そのナルシスと同様に人間の心に住み、宿主となる人間のために行動する存在「リーズン(Reason)」というキャラクターです。
「リーズン(Reason)」
直訳すると「理性」ということになります。リーズンは理性の擬人化です。
「理性」と聞けば、一見人間の自己愛を抑え、周囲や社会と滞りなく迎合するための、いわゆる「自分自身を殺す」役割を担っているように感じますが、この理性は周囲と滞りなく迎合することによって、宿主にかかる無駄な負担を抑えることで守る役割を担っています。
人間が社会や人間同士の中において、他者を顧みず、欲望のままわがままに振る舞えば、必ずと言っていいほどその結果は痛いものとなって帰ってくるものです。
リーズンは、将来的に宿主となる人間がこうやって痛い目を見ることがないように、計算的に、計画的に欲望を抑え、あくまで「宿主の気持ちを殺す」のではなく「将来的に宿主を生かすため」に行動する存在です。
周囲と迎合しているように見えてその実「宿主を人間世界で生きやすくするために」働く。
このリーズンが守りたいのはあくまで自分の宿主となる人間だけで、その理性はあくまで「自己中心的」なものなのです。
理性の擬人化たるリーズンは、以前描いた自己愛の擬人化であるナルシスと比べるとやっぱり理性的で、大人っぽい印象になります。
となると体のラインが出る大人っぽいマーメイドドレスのような溶け方をしてほしいなと思います。
(溶け方と言っていますが、このナルシスやリーズンはスライムのように溶けて戦う設定です。詳しくはこのブログをご覧ください。)
マーメイドドレスはいつか描いてみたいとずっと思っていたので、マーメイドドレスタイプのウェディングドレスを着せて描いてみました。
ウェディングドレスのツヤツヤしていて、かつ重厚な生地感が好きだったので、今回は前回描いたもの以上にウェディングドレスの生地感や雲の綺麗さにこだわって描きました。
筆のタッチが残っているイラストが好きなので、前回描いたナルシスのような筆のタッチが少ないイラストに寄せつつもタッチを残せるようにあまり描き込まないところ、顔のように力を入れて描き込む箇所の差を前作よりも意識して制作しました。
特に顔を描き込む際には、アニメのキャラのようなデフォルメされた顔をベースにリアルな影を、デフォルメの可愛さを壊さないようにつける。
見せたい箇所を浮かび上がらせるには、見せたい箇所の周囲に細かい配色や陰影をつけずに単色でズバッと見せたい箇所を抜き出すようにして塗る。
と、他にも色々方法があると思いますが、個人的に描き込み量に差をつけるために、このようなことをやってみました。
これらは最近自分がやっている方法で、こうやって納得しながら常に自分の作品に施せる手法、いわゆる絵柄が決まって来ているのだなとちょっと嬉しくなりました。
(このことは文章にして初めて気がつきました。)
話は変わりますが、最近また遊んでいる「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」(以前どハマりして、最近でもたまに遊んでいます。)内で夜草原を歩いていると、夜が纏う緑色の空気か綺麗だなーと思って、緑色ベースの背景にしたのですが、連作として並べてみると、ナルシスの青背景と比べてより夜っぽくなったのと同時に、ナルシスの作品が夕方の日の沈みきった時間帯か朝の空が青くなってきた時間帯っぽくなりました。
偶然ではありましたが、キャラクターによって描かれている時間帯が異なり、連作としてよりテーマ性を感じる出来になりました。
ナルシス、リーズンの仲間はほかにいるので、その子もいずれこのタイプの連作として描けたらいいなと思います。
4月2週目ごろまでブログお休みします!
当ブログは今年1月から、だいたい土、日(間に合わなかったら月曜日くらいになることも!)の週1更新を続けてきましたが、しばらくは2月下旬より続けてきたコンテストイラストの方に専念したいので、勝手ではありますが、4月の2週目ごろまでブログをお休みさせていただこうと思います。
現状2月下旬から3つのイラストコンテストに向けて(うち1つが先日終了したanSHE様のコンテストでした。)作品を制作し続けています。
今まで、そんなコンテストイラストの傍描いたイラストを毎週ご紹介していたのですが、流石にスケジュールがきつくなってきたので、しばらくはコンテストイラストの方に専念したいと思います。
今回のコンテストラッシュは、枚数の多さもあり残された時間的にも技量的にも、今までの私からするとちょっと無理をして挑むようなものなのですが、ちょっと無理をしてでもとりあえず「出す」ということをしてみたいと2月下旬からずっと頑張って制作を続けてきました。
その自分の頑張りを裏切らないためにも、頑張って完成させたいので、こういう決断をしました。
コンテストへの提出が終わり次第、ブログを再開させる予定ですので、もしその時はまたみていただけたら嬉しいなと思います!
(直近ので、ちょっとお休みっぽいイメージのイラストを載せてみました。)
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