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「私の姿を描いた絵を見せよ」速描きを目指して!

こんにちはkanonです。

今週はずっとコンテストに提出するイラストに取り組んでいましたが、コンテスト提出用のイラストが未発表のものしか認められないという規定のため、今回描いたものはブログで紹介できませんでした。


では今週は何をブログで見せようか、と考えた時に「そうだ、空いた時間で別の絵を描こう。かけれる時間が短いから結果絵のスピードペインティングの練習にもなる!」と思い立ちました。


以前からダラダラ描いてしまう、イラストレーターとしての生産効率をあげたいとのことでたびたび課題にあげていた「速描き」にこの機会に向き合ってみよう!

ということで今回はコンテストのイラストを描いている合間時間で速描きの練習の気持ちで描いたイラスト、「私の姿を描いた絵を見せよ」についてお話ししていきたいと思います。

妖怪「アマビエ」の癒し


今回イラストで描いたキャラクターは一見人魚のように見えますが、アマビエ」という日本の妖怪です。


アマビエは、江戸時代の肥後国(熊本県)の海に現れたと言われています。


毎晩海上で光る物体の調査に赴いた当時の役人が光っていた場所で発見したのがこのアマビエです。

アマビエは発見されるなり、役人に自らを「海中に住むアマビエである」と名乗り、「この先6年間豊作が続くが、もし疫病が流行することがあれば、私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」と予言めいたことを告げて、海の中へと帰って行ってしまった。

その後役人はアマビエを描いた絵と、自身の体験を文章にして瓦版に載せたことで、このアマビエの存在が国中に広まった、というのがアマビエの伝承です。

(一部Wikipedia から引用している箇所があります)



今回アマビエのイラストを描いた理由は最近の世相を見れば言わずもがな、何か祈りのような絵を描けたらいいなと思い描き始めました。(このブログ上では私の好みもありあまり社会情勢や世論の話をしたくないのです。ご了承ください。)


もともとアマビエは、就活がうまくいかなかった時期にに水木先生の思想にはまりAmazon Primeで見ていた「ゲゲゲの鬼太郎(第五期)」でその存在を知りました。


そのアマビエはちょっとわがままで気が強くて可愛らしいキャラで、今回のことがなくても絵にすることを何となく意識していた妖怪でもあります。


今回はこのアマビエに少し「魚座」のイメージを追加しています。

西洋占星術では共感、情緒、感覚を重要視すると言われる「水」星座(魚座を分類する区分はほかにもあるのですが、今回はこのイラストを描くにあたって参考にした部分だけ取り上げます。)に属し、見えない世界や空想、イマジネーションを司ると言われる「海王星」を支配星に持つ星座で、人間社会の常識、地位や名誉などに縛られない、ある種自然的な感性で繊細に他者の傷を感じ取り、そして癒してあげようとするそうです。

魚座の世界観は、アマビエの癒しの力をより引き立ててくれそうな感じがしました。

実際絵にしてみると、(今回は描ききれてないような気もしますが)相性はかなり良かったです。


魚座マーク♓️のモチーフになった、愛の女神ヴィーナスとその息子のエロスが二匹の魚に変身し、川を泳ぐ時はぐれないようにお互いの尻尾を紐で縛って泳いだ、という逸話から、アマビエのしっぽにはリボンをつけたり、魚座時期の2月下旬から3月中旬までのは春の訪れを感じながらも、まだ冬の気配が残る、冷たくて、でも暖かく湿り始めた空気の気配を描こうと頑張ってみました。


「速描き」は結局できたのか?

結論から言ってしまうと、できることにはできたのですが、思ったようにはいかなかったという感じです。


一日平均2〜3時間弱の隙間時間、10時間かかっているかかかってないか位でかいて、ある程度のクオリティに仕上げることはできた、いわゆる「速く完成させる」ことだけはできたのですが、完成度が時間をかけて描いたものと比べて低く、まだ仕事などで使えるレベルではないかなという感じでした。


さらに今回の制作は時間がないにも関わらず、かなりグダグダしてしまった印象が個人的にはあります。



今回速描きにするために実践したのは「わからなかったらすぐ資料を参考にする」「難しい構図にしない」「悩まない」と言ったところです。


今回はそのうちの「わからなかったらすぐ資料を参考にする」「悩まない」がほとんど実践できていませんでした。

以前速描きに成功したときは、この二つのことがきちんとできていたのですが、今回は作業に集中しすぎて資料に目がいかなくなったり、作業中に流している動画の方に集中してしまったり、動画を開いてしまい資料を表示しづらくなったりして、よく考えてみればそもそも資料を集めること、見ること、資料を並べることに問題があって、そうなってしまったような印象です。


改善策は、まず資料の邪魔になるような動画を作業中に見ないこと、作業の邪魔になるような行動は極力省くことかなと思いました。


「作業や資料の邪魔になるようなことはしない」

言い方を変えれば、小学校でも習うすごく根本的なことだけど、それができていなかったせいで集中できず、作業がグダグダ化したことが如実でした。


作業中に音がないと時々どうしようもなく寂しく、不安になって作業を止めてしまうこともあるので、そうしているのですが、これだけ作業の邪魔になっていることを考えると、この習慣は改善すべきだなと思いました。



続いて、難しい構図にしない。

これだけは今回の制作ではできました。

やることは単純です。

ラフから手癖でもかけるような簡単な構図で描いてしまうということです。


ちょっとこざかしいやり方ですが、今回作業がグダグダ化しつつも短時間で完成させられたのは難しい構図にしなかったことが理由として挙げられます。


しかしそのせいで、昔描いた人魚のイラストとほぼ構図が同じになってしまったことに後から気づきました。




この方法をうまく使うべく改善できることは、手癖でもかける構図を常日頃から増やしておくことでしょうか。


かなりの練習を必要とし、まあまあ大変な改善策ですが…。


ともあれ、短い時間でクオリティはそこまで問わないから、とりあえず絵にしたい、溢れ出るアイデアをサクサク見れる形にして残したい、キャラの設定資料など形にしたものを見せたい場合には、趣味仕事問わず割と有効な方法だなとも思うので、今後意識して練習していきたいと思います。


手癖で描ける簡単な、同じ構図を重ねるだけだと、絵に面白みがなくなってしまったり、他の構図が描けず、上達しづらくなってしまうので注意しながら取り入れようと思います。



結果的に制作時間を少しだけ短くできたのですが、まだまだ私が望む水準の「速描き」ではないと言った感じでした。

が、「作業や資料の邪魔になるようなものは極力省く」というはっきりとした課題が見えてきたので、すごく単純で基本的なことですが、まずは地道にそれをこなしていくことにして、引き続き挑戦します!

今回はいろいろ分析的なことをした制作でした。「「祈りのイラスト」なのに「速描きの練習」なのかい!」という葛藤が終始つきまとっていました笑。


でも同時に大きく明確な成長ではないのですが、伸び代と成長の気配を感じた制作でもありました。

イラストを描いている最中は、なんども「ああこのやり方は大失敗だ!ダメダメだ!」と悲観的だったのですが、文章にまとめてみると案外できたこともあったな、とポジティブになれる面もありました。


さらに、今回ブログで書いたことのほかにも、「桜」を描いた絵を完成させたのは、何気に今回が初めて(色といいモチーフの難しさといい、それくらい桜を描くことに苦手意識を感じていました。)なので、作業としても「成長の起点」になりそうな雰囲気を感じました。



「何かが始まり、良い方向に向かって成長しそうな気配」を持つ初春のエネルギーみたいなものをちょっとでも感じていただければいいな、現状も何かかが始まり、いい方向に向かっていってほしいなという祈り(こじつけ!)が結果的にこもってしまったのだなあと感じる制作でした。

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