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  • 執筆者の写真kanon

「For that Art」と液状化する主人公とちょっとしたお知らせ

更新日:2020年3月1日

こんにちはkanonです。

今週はコンテストイラストを描く予定で進めていたのですが、急遽コンテストイラストをボツにし、息抜きも兼ねて代わりに一つ別のイラストを制作していました。

後、次回5月17日のCOMITIAにも申し込みをしましたのでそのことについてもお話ししていこうと思います。

For that Art あの芸術のために

タイトルは良いですがようは習作です。

最近構想しているお話制作において、欲しいなと思った要素を描いてみました。



前々回より描いている物語の主人公、ナルシスは宿主の人間を愛する「自己愛」の擬人化。見た目こそ人間そのものですが、あくまで「自己愛」の方が本質ですので人間ではありません。


そんな彼らは、スライムのような不定形な体を持っていて、体に付いているリボンを外してしまえばドロッと液体状に溶けて本性を表します。

彼らは体を液状化させることで、あらゆる動きが可能な体に強化します。



最初は可愛らしい見た目とのギャップで、溶けた姿をとにかくグロくしてみようと描いていましたが、思ったよりもグロくて自分でも「果たしてこの子が可愛いと思えるか」とちょっと疑問に思い、液状化した姿をどう表現しようか悩んでいました。




そんな中、液体のように非人間的に動く主人公「殺せんせー」が出てくる「暗殺教室」、美しい画面と構図が特徴的な「宝石の国」など漫画を参考に読みあさりながら色々考えていました。

どちらの漫画も、キャラクターの動きが「非人間的」であるということで、その動きを参考にしようと思い読み直しました。


アクションシーンの描き方、そもそも漫画の描き方すらわからなかったので、漫画パートを理解するために漫画を読みあさり、話の構成やら漫画的な構図、コマ割りなどを実際のプロの、完成した作品から学ぼうと思ったのです。



暗殺教室は、非人間的な動きのキャラだけでなく不気味なデザインのクリーチャーが結構出てくるのでナルシスたちの敵である「不安、恐怖」のデザイン等色々参考になる部分がありました。


ただ、こういう時絵を描いてないわけですからイラストを描くのに必要な時間だと自分に言い聞かせていても、なんだかイラストを描くのを怠けているみたいで不安になります笑


あと、漫画宝石の国のような、どこをとっても綺麗な絵になるような世界を描くことに憧れていたのもあり、液状化した姿もちょっとグロいけど、綺麗に見せられればいいなと考えているうちに「ウェディングドレスのフリルのように体が溶けたら綺麗なのではないか」と思い立ちます。



そもそもナルシスたちの衣装は結婚式の衣装をイメージしてデザインしたものですからあまり違和感はないだろうなと思い、とりあえずそれがどういうものなのか描いてみることにしました。

それが今回の制作でした。


漫画にする絵を意識したシンプルな画面の練習も兼ねて、今回は無駄に要素を描き込みません。

これはモチーフを無駄に描き込みすぎない絵を描くという最近の個人的な課題もあります。


ただそれは、無駄に要素を描き込まない分目に止まるものは限られているので、その分画面を綺麗に整えていかないと絵として綺麗にはならないということでもあります。


個人的には形の美しさを追求したかったので、特にドレスのフリルがキャッチーかつ綺麗に見えるようにこだわりましたが、完成作品を見てみるとそれだけでなくもう少し細部まで気を使えばよかったな〜と思いました。

シンプルな絵を描くこと自体はまだそんなに慣れていないのですが、こうして課題が見つかる以上はそれを伸び代と捉えて改善していけたらなと思います。


どのような形で液状化すれば、ウェディングドレスみたいに、そして美しく見えるのか。

実際にウェディングドレスを描いてみることで、それがわかりやすくなったような気がするような、しないようなという微妙な感じですが、シンプルかつ、みる人に物を言わせないような、雰囲気のある綺麗目のイラストを目指し、こだわった制作をしていました。

COMITIA132 extraに応募しました!

続いてはお知らせです! 今年5月17日(日)に開催される「COMITIA132 extra」に応募しました!

内容は、現在構想しているお話を完成させて本にして売ることを一番の理想としていますが、コンセプトアートが捗ってしまっていることもあり、画集の販売もいいなと。

つまりまだ決まっていないというのが現状ですが、今応募しておかないと4、5月になってもし出たくなったりしたら後悔するだろうなと思い応募することにしました。


ただ、今回のCOMITIA「extra」は東京オリンピックの関係で、今までの東京ビックサイトが使えず代わりにちょっと小さい「青海展示場」という会場を使用する関係で、普段よりも設置できるサークル数が少なくなるそうで、募集倍率も上がることが予想されてます。

ですので今回は応募してももし抽選になったらサークル参加が実際にできるかどうか、今まで以上にわからないところがあります。


ということで、まだ本格的に出展が決まったわけではありませんが、応募したからには覚悟を決めて、引き続きCOMITIAに向けてお話や作品を練っていけたらなと思います!


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