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  • 執筆者の写真kanon

次世代イラストSNS、ギルドスターズ!「アローネ」を描きました

更新日:2020年2月15日


こんにちは、kanonです。今回はギルドスターズというイラスト投稿SNSに向けたイラスト、もといキャラクターを制作しました!

ギルドスターズとは?

ギルドスターズ↓


ギルドスターズは2016年に制定された、日本にカジノ(賭場)を立てようというカジノ法案により、今後カジノへの需要が増えるのではないかということで「カジノ」がテーマのイラスト、キャラクターを描いて交流するSNSなんだそうです。


ここではディーラー、接客係、見習い、お客さん、賭博場反対派、などなど肩書きを決めてキャラクターデザインをしたり、そうしてできたキャラクターのファンアートを描いたり、運営者様が用意してくれるイラストのテーマに合わせたイラストを描いたり、自分のキャラクターと交流している様子を描いたりすることで交流できるSNSです。


ほかのSNSと比べて特徴的なのは、ただイラストを投稿するだけでなく、なんと運営者さんがトレーディングカードゲームのカードのようなデザインにイラストをのせてくれるというところです。


作品をデザインに合うように加工していただけるそうなので、自分のイラストが本当に商品になったような手応えを感じることができるのが魅力です!私の場合は3日くらいで反映していただきました。


さらにギルドスターズには評価機能などがないため、評価に左右されたり、評価が少ない作品は誰の目にもつかなかったりすることがなく、のびのびとみんな平等にイラストによる交流ができるという特徴があります。


そのためかサイトを見てみたところ、だいたい中高生くらいの若い方が描いたであろうイラストが多く、そしてそれを元にみんなが楽しくイキイキと交流をしていることに感銘を受け、ぜひ遊んでみたい!と今回のイラストを描いてみました。


メイドは見た!?借金のカタ系メイドの「アローネ」

「アローネ Alroune」

職業:接客係、メイド 

性別:女性 

年齢:27歳




話好きで人当たりが良い人気者だが、噂話が大好きで、常に人の噂話を嗅ぎ回っている。デリカシーに欠ける面があるため、いい噂も悪い噂も躊躇なく知りたがり、広めたがる。


というのが現在ギルドスターズにおいてのアローネちゃんの設定ですが、それはギルドスターズのTPOに合わせた設定です。


実際にはこんな裏設定があります。


ある日噂話好きが過ぎ、とあるマフィアの重要機密情報を知ってしまう。口止めとして殺されかけたが、敵対するマフィアに助けられる。助けたマフィアから高額なお金を請求され、それが払えず借金のカタとして裏カジノに売られて、働いていたところを現カジノのオーナーに助けられて、メイドとして働くことに。足枷は、裏カジノで働いていた時につけられたもの。器用で、仕事をそつなくこなすが時々イカサマに手を貸したりもするので油断ならない。


ちなみに名前のアローネのスペルであるAlrouneは、アルラウネAlraune(「囁き声」という意味の名前のマンドレイクの亜種です。)からきています。


背徳的な雰囲気を出すために

設定を見てもお分かりになるかと思いますが、「カジノは大人の世界で、かつマフィアとか悪とされるものとの距離が近そう、高いお金が動くちょっと危険で背徳的な世界」という私やその他多くの人が持つ持つカジノや賭け事のイメージ、もとい偏見から生まれたキャラクターとも言えます。

(実際のカジノはそんなことなく、適正な値段で適正な賭け事が行われていると思います。)


偏見が良い悪いはさておき、「カジノはちょっと危険で背徳的な世界」というこの偏見こそが今回のキャラクターデザインのアイデアの肝となり、「元一般人なので見た目はそんなに派手ではないけれど、どこか背徳的な、エロチックな雰囲気を持った女性」というデザインのテーマにつながりました。


最初にお話しした通りにこのSNSは中高生くらいの若い方も多く触れているSNSなので、当然エロさ全開なデザインにするわけには行きません。

「普通の見た目だけどどこかエロチックな感じがある」そのためには普通の格好をいかに細部でエロチックで背徳的な「雰囲気」を演出できるかが鍵となってきます。


細部をいじることで、全体のイメージに影響を与える「神は細部に宿る」的な発想で制作を進めていきます。

まずデザインするにあたって、イラストでも大半を占めるメイド服の資料を探します。


本職のしっかりしたメイド服ではなく、コスプレなどで着るちょっと薄っぺらくて、妙な露出がある衣装を探し、それを元に元絵を描き始めます。ただし、カジノやギルドスターズのHPデザインがもつどこか高級そうな雰囲気も台無しにしないよう、布地を厚めに描いたり、履いている靴の素材やデザインを高そうなものにして見たりなどやはり細部で凝ってみます。


今回は絵の完成イメージが頭の中でできてないからどう描いて良いかわからず、制作の手が止まってしまうというイラストのボツについて書いた以前のブログの反省を元に、最初からどう描いて良いのか指針がある詳細な線画を描いて、それを元に制作するという方法を試してみました。線画でもわからないところがあれば、すぐに資料を見て確認して描きます。



塗りは以前描いた飽食Gluttonyというイラストのキャラクターの顔が結構肌の質感を感じるエロチックな感じで塗れたことを思い出し、そのイラスト風にこってりと塗ってみました。

エロチックな雰囲気の塗りですと、ギャルゲ塗り(肌の質感を詳細に塗り込む塗り方です)などがありますが、それを参考に血色のオレンジを置いてみたり、青筋の青色を入れてみたり、肌色の他にもいろいろな色を織り交ぜて塗ると質感が出しやすいと思います。


と、いう感じでまずは主要ビジュアルになる全身絵を仕上げます。


「アローネ」を表現するに必要なもう一つの情報

これで完成、とはいきません。

というのもこのポーズ。


アローネが口に手を当ててヒソヒソ誰かの噂をするイメージでこんなポーズにしてみました。それ自体はいいんです。アローネの性格がわかるポーズだと自負しています。


が、このポーズだと手や腕がアローネのエロチックさを象徴するメイド服によって露出された胸を隠してしまいます。


これは納得いかない、何か補足情報を描かなきゃと思い立ち、バストアップイラストを追加で描きました。



全身イラストと違い、絵を見て目がいく大部分のみを切り取ったバストアップイラストは、かなり描き込む必要があり、正直全身イラストよりも時間がかかった気がします。


このバストアップにおいて、一番の反省は構図です。イラストを見てもわかるとおりアローネの右ひじを画面端で切ってしまいました。



これをギルドスターズでカードの形にするためには、やはり右ひじもまるまる描かれていた方が使いやすいはずです。


プロを目指すものとして、この配慮のなさは反省しないといけません。


あと気になったのは、一番目立つべき全身イラストのアローネを顔色悪目に描いたのにもかかわらず、バストアップのアローネの顔色をかなり明るく描いてしまったことでしょうか。


人間の目は明るい色、暖色系を優先的にとらえるのでバストアップのアローネの方が目立ってしまったということです。(実際ギルドスターズに上げていただいた時は、その辺のバランスも調整していただきました!ありがたい…)


最近どうも結果を焦ってしまうのか、こういうもうちょっと時間をかければ直るものを直さないということが増えていますね…。




 

という感じでフェチ全開の制作になり、最初から最後まで楽しんで描けました笑


ギルドスターズ関連のイラストは、今後も気が向いたら描いていこうかなと思います。

登録不要で作品投稿ができるそうなので、気軽に遊んでみてくださいね!

ギルドスターズ↓


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