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「始まり」思いを新たに!

こんにちはkanonです。先日無事、作品を出展させていただいていた「小平アートサイト」と「COMITIA130」が終わりました。

とりあえずホッとしつつも、思いを新たに今回はCOMITIA130で販売した新刊に描きおろしたイラストについてお話ししたいと思います。

応援してくださった皆さま、ご来場の皆さま、ありがとうございました!

まず去る11/15(金)から11/24(日)の間に開催した、「小平アートサイト」「COMITIA130」にお越しくださり、私の作品をみて、買ってくださった皆様、今まで応援し、宣伝などを広めてくださった皆様に対してお礼を申し上げなければなりません。


これまでのブログを見てもわかる通り、バタバタな準備となり、反省の多い展示となりましたが、おかげさまで小平アートサイトではたくさんの方から作品を見ていただくことができ、作品に関するご意見をいただいたり、COMITIAではこれまで私が出たイベント史上、最もたくさんの作品を売り切ることができ、おかげさまで自分の中でとても実りのある展示を体験することができました!


まだまだイラストレーターとしてのキャリアに不安がある私ですが、それでも皆様の応援があるおかげで一歩一歩、迷わずになりたいイラストレーターに近づけているんだなと感じました。


この一連のイベントラッシュにお付き合いいただき本当にありがとうございました!!

これからも、イベントに制作に頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします!!


始まり

kanonのイラストに縦イラストが多いのをみてわかる通り、実は私は横イラストが苦手なんです。

最初は「あんまり横イラストが苦手なら、縦イラスト2つ描くか今まで描いたほかのイラストを入れるかしよう。」と考えていたのですが、描きおろし作品が一つ欲しいのと、イラスト集全体のイラストのコンセプトをまとめるために新たに1作品、それも時間があまりないので1枚で完結する横イラストを描くことにしました。(要するにページ稼ぎ、ということです)



今回のイラストは以前描いたキャラクター、「ことりちゃん」のお話をテーマに描きました。毒気のない素直な可愛さ、男か女かわからない見た目だったり、レッテルに縛られない、ちょっと気の抜けたようなデザインのことりちゃんは、個人的にとても好きなキャラクターです。

ことりちゃん制作記はこちら



新刊の要となる見開きページをまるまる使った横イラストは、今回の新刊のテーマとなったイラスト「ART FOR LIFE」の続きものとして描くことにしたため、ことりちゃんが主人公となる別イラストを描くことにしました。

ART FOR LIFE 制作記はこちら



部屋には鳥かごだったり、鳥の絵が書いてあるキャンバスだったり、鳥を連想するものを散りばめました。ちなみにこのイラストで描かれている絨毯はウィリアム・モリス作の「いちご泥棒」という布地を参考にデザインしました。これも、小鳥がいちごをついばんでいる様子を描いた布地です。


今回は光の集まるサンルーム、床に敷いてある絨毯の柄を見せるという上から見た、パースの効いたちょっと攻めた構図になっています。

かといって、全てが全てパースに従って描くのではなく、パースの概念を外れた方が美しい箇所は、「絵としてみたときに美しくなるようにあえてパースに従わないで描く」という考え方で描く方法を試してみました。私が長年好きな絵師さんで、リアルさは求めるけど時にパースやデッサンの概念に縛られずにイラストとしてとてもいいイラストを描くという方のやり方にあやかってみました。


パースが狂ってようが、デッサンが取れてなかろうが、絵として決まっていれば絵として成立する。それが絵のいいところであり、絵の自由性であり、表現の一つなのかもしれません。



この辺りまで描いて、時間切れです。この状態でコミティアの三日前でした。

本当はもっと描きたかったところがあったのですが、時間がなくこの状態で新刊にのせ、早く仕上げてくれるという触れ込みの印刷所に入稿しました。


「ああ〜もっとちゃんと描きたかったなあ・・・」「ブログとかにあげる版をちゃんとブラッシュアップすればいいか」と、諦めと悔しさが募りつつも入稿後もコツコツとブラッシュアップを進めていました。


が!!


なんと入稿した印刷所、印刷完了して、私の手元に届くのがコミティアの後だということがコミティアの前日に発覚しました。


これはまずい!いくらお金かかってもいいから、今日中に新刊を刷ってくれるところを探さないと!!と当日印刷をしてくれる「ACCEA」という都内の印刷会社を探し当てました。そこはなんと当日中、3時間以内で刷ってくれるとのことでした。しかも、今まで他社のテンプレートを使って作っていた新刊を、刷ってくれるとのことでした。

(普通印刷会社には会社独自のテンプレートがあってそれに制作データを乗せて印刷するため、今回のように印刷会社を変える都度、その会社のテンプレートを使ってデータを乗せ直さなければ刷ってもらえません。)



これはしめたと、ブラッシュアップしたイラストをテンプレートに貼り直して入稿しました!まるで神様が「ちゃんと描いた方のイラストで新刊を作りなさい」と導いてくれているような、そんな体験を経て無事にイラストと、新刊が完成しました。


しかも料金は、最初に頼んだ印刷会社よりも安くてびっくり!元々20部しか刷らないのでそんなにお金がかからないのですが、1万以下で印刷してくれました。サービスが良すぎて逆に心配になりますが、とても素晴らしい出来に仕上げていただいて、とても感謝しています!

ギリギリの入稿に対応してくださった印刷会社、ACCEA様についてはこちら

※ギリギリの入稿に対応していただけるのはACCEA EXPRESSというサービスです。

なぜ描き込めない?完成させられない?

そうして完成した絵を見ても、正直まだまだ描き込みたい気持ちはあります。


時間的にも焦って制作したため集中力が続かなくて、いまいち描き込みが甘いのかなと考えていたのですが、もしかしたら「この絵が完成すると思っていない、完成形が頭にない」という問題もあるのかもしれません。


前回の小平アートサイトの制作の時もそうだったのですが、制作に時間がかかりすぎてしまうと、どうも「この作品は一生完成しないものなのかもしれない」というスイッチが入ってしまうことに気がつきました。一度そう思い込んでしまうと、一生終わらないかもしれない長く苦しい制作に耐えるために、作業を簡略化したり、大して制作時間を掛けてないのに休みばかり取ってしまったり、と行動に出てしまうことが今回のイベントの一連の制作を通して気づきました。


解決策として、今後気を付けていきたいのは、「いつかは終わる。この状況はずっと続かない」ということを常日頃思い込んでおくことも大切ですが、やはり普段から「一枚10時間以内」とかタイムリミットを明確にした制作を常にすること完成形を常にイメージして「この状態で完成か?」と常に自問自答しながら制作すること、そのために手近に憧れのプロのイラストを置いてプロのイラストの隣におくのにふさわしいイラストと今は言えるのか?と「プロの隣における作品という完成形」(あんまりプロがレベル高くて心が折れそうになるなら、まずは自分とレベルが近い人の完成作品を隣に置いてやってみるとかもいいかもです)から逆算して考えることなど、精神論だけでなく次回からでもすぐにできる論理的、現実的な解決を目指していく必要があります。


と、長くなりましたが今回のギリギリ制作は、ギリギリで作業することへの憎悪とともに、ハロウィンのイラストを描いた時から続くスランプへの具体的な解決策を新たに気づかせてくれる制作でもありました。


何はともあれ、この11月の一連のイベントラッシュに付き合ってくれた皆々様にお礼を申し上げますとともに、イベントに挑戦する皆様は、ギリギリ入稿にならないように気を付けましょう!!


#イラスト #アート #COMITIA130 #小平アートサイト


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