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執筆者の写真kanon

「風とともに」小平アートサイト!

こんにちはkanonです!11/15(金)、ついに兼ねてから準備を進めていた「小平アートサイト」が開幕しました!


今回私は武蔵美生の友人に紹介されて、すでに大学卒でありかつ美大生でもないけれど、参加することができ、作品を出展させていただきました!



小平アートサイトは、小平市の「小平中央公園」「武蔵野美術大学」周辺に主催校でもある武蔵野美術大学、その他美大などの生徒たちの作品が11/15(金)-11/24(日)の期間中に町の至る所に展示されるイベントです。




今回のブログは、小平アートサイトの簡単な概要と、小平アートサイトに向けて制作した作品について書いていきます!


今回展示させていただいた作品

今回私が展示した作品は4点。


内2枚はイラストレーターとしての自分の仕事が証明できるイラストが欲しいと思い、今まで描いたイラストを厳選し、印刷して展示しました。


左が「お気に入りは勇気をくれる」、右が「さよならアイドル」というタイトルのものです。どちらも7〜8月の間に描いたイラストで、制作記ブログも書いていましたので、もしご興味がございましたらご参照ください。


制作記ブログ⬇️


 

そのほかの2点のうち一点は、今年6月に京都のギャラリーソラトで開催された「幻猫綺譚」展に出品した手書きのイラストです。タイトルは「あそぼ」です。


この作品は展示計画当初出品する予定がなかったものです。

カフェでの展示の際作品の数が足りなかったので、数合わせのつもりで持ってきたものですが、元々室内にインテリアとして飾るイメージで描いた作品なので、特に違和感なく展示することができました。


現在この作品はkanonのBoothにて原画の購入を受け付けています。作品を見て、欲しいなと思ったらぜひ購入を検討してみてください!→Booth


※今からのご注文ですと、小平アートサイトの展示が終わり次第の郵送になります。



 

さて、最後の作品は今回のブログで紹介したかった、書き下ろしの新作です。

「風とともに」、旅する訳

「風とともに去りぬ」という言葉をコンセプトに描いたため、こんなタイトルになっています。風に乗って今にも飛んで行ってしまいそうな天使、鉄柵に手をついて、何か訴えるように身を乗り出す少女。


髪の先端でお互いの髪色、目の色の下地の色にお互いのテーマカラーである赤と黒を混じり合わせることで、二人の心のつながりを絵を見て感じてもらえるように表現していますので、二人はかつて心を通わせた間柄なんだろうと感じていただければ幸いです。


旅立つ天使を見送る、というよりは引き止めるようなイメージです。

天使も天使で、旅立とうとしている自分の体に驚いているような表情です。


天使は意識としては「少女とまだ一緒にいたい。せめてもっとゆっくり少女に別れを告げたら・・・」みたいな気持ちがあるのですが、無意識には体が旅を求めて「早く飛び立ちたい」と風に乗って浮き上がるのです。


少女はそんな天使の無意識に隠れた願望に気づき、前のめりに引き止めたい気持ちはあっても、どこか寂しげに、諦めたように天使を見つめます。


この天使は安息を求めていても、同時に心のどこかで常に旅を求めていて、旅をせずにはいられない。


「旅に出ずにはいられない人、旅を続けずにはいられない人」です。


連作にしようと思っていた先のデジタル2作品が、「行商の旅(仕事で旅に出る)」だったり、「慰安旅行(嫌なことあった後に気晴らしに、ご褒美的な感覚で行く旅行)」だったり、何かしら外的な働きかけがあって旅に行く、行かせられてるのに対し、この作品は「特に理由はないけど、常に旅を求めていて、安息は欲しいけど、やっぱり旅に出てしまう。」

そんな本能的な旅の理由を描いた作品です。



そのため制作途中で天使の羽を、最初は白い羽のつもりで描いていたのですが、自由に旅をすることができる、天国に従属しない、ただ翼と神通力を持って生まれただけの生物として「野良天使」にしようと、「旅する鳥」のイメージのあるハトの羽に変えて描きました。




 

制作時に絵の世界をイメージすべく、イメージソングがてらに曲を聴くのですが、今回はGipsy Kings の「Inspiration」のギターでのカバー曲を聴きながら描きました。


最初すぐ描けるだろうと始めた制作には、手こずり一か月かかってしまい、その間色々あったこと、恨みつらみのような重さも絵には出てしまうんだろうなと思った時、「せっかく軽やかな絵を描こうとしているんだから、軽やかな音楽に合わせて、描いた方がいいよね」と思い立ち聴いていました。


ただでさえ時間がかかった制作であるのと、普段から描く、重厚感があり念がこもってるような重い絵にならないよう、軽やかなギターの音をイメージしてふわりと胃が浮くような浮遊感、空気感を表現してみました。一か月、ほぼ毎日向き合っていたせいか今でもこの曲を聴くと、この「風とともに」の絵の情景が浮かび上がってきます。


とりあえずは美味しい本格的なコーヒーを飲みながら、風に舞う天使と、旅について思いを馳せながら見ていただきたい。そんな作品に仕上がりました。




kanonの作品の展示場所、「カフェシントン」

私の作品は、「カフェシントン」という鷹の台駅出てすぐの喫茶店に展示してあります。


武蔵野美術大学との交流も深いようで、以前このカフェで個展を開かれた方もいるようです。



純喫茶のようなこのカフェは、本格的なコーヒーを楽しめたり、手作りのケーキやクッキー、プリンなど素朴で美味しいスイーツを楽しめるカフェです。



芸術好きなオーナーさん、武蔵美に近いだけあって芸術に造詣の深い方々が集まるカフェで、作品展示の際もさまざまな芸術に関するお話をさせていただくことができました。






私の他にも5人の武蔵美、美大生が作品を展示しています。5人みんな美大生だけあってクオリティの高い作品が楽しめます。


カフェシントンの他にも、この近辺にはさまざまなカフェや立ち食いスポットがありますので、ぜひカフェ巡りの途中でもお立ち寄りいただき、作品をご覧になってください!

 

と、宣伝半分、制作記半分で書いていきました。


小平アートサイトは11/15(金)から11/24(日)までのおよそ1週間、小平市鷹の台駅降りてすぐの小平中央公園を中心に、美大前緑地、上水公園、鷹の台公園、鷹の台商店街(caféシントン、しょう's ベーカリー)に武蔵美生を中心とした美大生、私のような個人で制作する作家による彫刻作品や平面作品が展示されるイベントです!



繰り返しお伝えしますが、私の作品は鷹の台駅出てすぐの鷹の台駅出てすぐの「カフェシントン」に展示されています!


ちょうど紅葉の時期を迎えた時期、自然とアートが調和しあう小平アートサイトを是非見に来ていただけたら幸いです!






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