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LOLのアーリを描いてみた

執筆者の写真: kanonkanon

更新日:2020年1月24日

こんにちはkanonです!

突然ですが、リーグオブレジェンド(通称LOL)というゲームに出てくる、チャンピオン(LOLのゲームにおいて選べるプレイヤーキャラです)の「アーリ」というキャラクターを描いてみました!

LOLアーリ完成イラスト

なぜ突然やったことがないゲームのイラストを描くことになったのか詳細は省きますが、ゲームの公式サイトのキャラ紹介を見て一目惚れして、「せっかくだから、実際にゲームっぽい感じで描いてみよう」とイラストの練習がてらに描いてみました。

ゲームっぽい配色

「せっかくだから、実際にゲームっぽい感じで描いてみよう」と描き始めた今回の制作では、「ゲームで使われているイラストのリアル系の雰囲気に寄せてみる」ことをテーマに描いてみました。


まずはゲームで使われているイラストの雰囲気どころか、アーリの完璧なビジュアルがわからなかったので、描くにあたって実際にゲームで使われているイラスト、ゲーム実況、公式ホームページのキャラコンセプト、2次創作からねんどろいどまで、さまざまな資料をみながら制作しました。


「ゲームっぽい配色」がよくわからなかったので、とりあえず集めた資料を見ながら、かつ表現したいものを意識しながら配色を決めていきます。


LOL公式イラストのリアルタッチで多用する配色を真似てみるとかなり雰囲気が似てきます。それと同時に普段自分がしない配色に気を配らなければならなくなります。


kanonの苦手の一つ「エフェクト」

エフェクト説明イラスト

エフェクトとは、キャラクターの出す技だとかに使われるエネルギーや光の線です。(ざっくりすぎる説明ですみません。)私のこれまでのイラストは、エフェクトを描かないものが多いです。(レイヤー効果を使ったエフェクトが苦手すぎて、このイラストでは通常レイヤーで色を塗り込んでいますね笑)



デジタル絵を描き始めの頃(↑中3の頃のイラスト!)のイラストはそれなりにエフェクトを使ったイラストを描いていたのですが、当時は初心者だったもので「エフェクトなんて、オーバーレイとか発光系のレイヤー加工を使ってカスタムブラシでそれっぽく描けばいけるでしょ」みたいな認識でした。


それからエフェクトを描かなくなったため、エフェクトに対する認識はその程度で止まっていたのですが、最近就活などで違うタッチに挑戦するようになってエフェクトの難しさに改めて気づき、より避けるようになっていったのでした。


2018年年賀状

苦手なエフェクトですが、今回のようなゲーム系の絵にはほぼ必須と言ってもいいほど描く必要性が出てきますし、何よりもエフェクトが美しくなければ絵全体の魅力を損ねてしまうこともあります。


自分のできることを生かしてエフェクトを描いてやろうと、通常レイヤーのまま、色をたくさん重ねながら、時にオーバーレイレイヤーや発光レイヤーで色を足しながら描き込みました。





アーリのふわふわ感を意識した描き足し

イラスト途中経過

一通り描き終わってみたのですが、何か絵が寂しい。

なのでアーリの周りに、何か植物を描き足したいと思い、書き足してみました。

最初はアーリの配色から藤の花を描こうと試してみましたが、どうも地面に根付いている感、というか地に足がついている感じだったのでボツにしました。


ゲームにおいてのアーリは九尾の狐です。

ふわふわした尻尾を持ち、かつ行動もあまり力強くないというか、超能力でふわふわ浮いていたり(時々地を這う狐っぽい動きになりますが)する動きが多かったので、超能力のある浮世離れした存在というか、絵としても幻想的な感じに仕上がるようにしたかったのです。


そこで花びらをなんとなく散らしてみて、のちにこれを牡丹の花にしようと決めて描きます。


牡丹の花は以前花屋で売っていたのを買って活けてみたことがあるのですが、時期がくるとちょっと触っただけでもボロリボロリと花びらがたくさん散ってしまうのです。


その儚さや危うさが、ここでいう地に足つかない浮世離れした存在感があったということと、日本画で描かれる牡丹の透明感ある花びらがこの世界にマッチするのではないかと思いそうしました。


なので、描くときも資料として牡丹の写真をみたのではなく、牡丹が描かれた日本画を主にみました。


そうして花びらを付け足してみたのですが、やっぱりまだ寂しい。

試しになんか植物っぽいものを描いて端を囲って見ると、よりアーリの放つ光弾に目が行くようになり絵全体がスッキリしました。


イラスト 完成直前

謎の植物っぽいものを何にしようかしばらく考えて、アーリの周囲を囲む木や葉っぱを「柳」にしてみることにしました。

柳の木も確かに元になる木があって、結局根付かないとどうしようもないのですが、柳の木の葉っぱがフラフラゆらゆら揺れている様子が幻想的でかつ不気味な雰囲気になりそうでいいなと思い描きたしてみたら、かなり公式絵に似てしまいましたが絵全体が引き締まっていい感じになりました。


こうして柳の葉っぱを描いて見ると、「あれ、なんだか柳の葉と尻尾の毛束が同じに見えるぞ?」と気づきます。

慌てて尻尾の毛を細いブラシで描きたして、タイトル通りアーリの尻尾をふわふわのモフモフにしてみて、柳の葉との差別化を図ってみました。

 

とこんな感じで、自分のタッチを普段描かないイラストのタッチに寄せてみる!というのが今回の試みでした。普段やらない作業の中には結構苦手に感じる作業もあり、普段やらないは、逆に言えば普段避けていることかもしれないなと感じた制作でした。

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